2012年08月29日

お父ちゃんとジズモ・・・


この子のお名前は[ジズモ]一昨年の12月にお星様に・・・・亡くなる一年前より犬友のTOMOKOさんのお宅へ。
TOMOKOさんのお宅に来る前のジズモは大阪西成地区のホームレスのお父ちゃんと一緒に5~6年生活していたのだという。お父ちゃんは捨てられたジズモを我が子のように一生懸命に育てていたという。
お父ちゃんには住む家も無く仕事も無い・・・・稼ぎといえばダンボールを集めたり空き缶を拾ったりして生計を立てていたという。それらを集めても一回500円になるかならないかの生活。
寝る場所はお父ちゃん手作りダンボールハウス。
一つのお弁当をお父ちゃんとジズモは半分ずつ分け合って食べる日々。それでもお父ちゃんはジズモと片時も離れずいつも一緒に・・・・
そんなお父ちゃんが体調を崩し入院しなくてはいけなくなった。お父ちゃんの心配はジズモもこと。
ボランティアの人にジズモを託す事となりお父ちゃんとジズモは離れ離れに・・・
ジズモとお別れの日、お父ちゃんは駅のトイレでジズモを綺麗に洗ってやったのだという。ジズモが幸せになれるようにと願いと祈りを込めながら・・・・お父ちゃんがジズモにしてやれる精一杯の事だったのだろう。
お父ちゃんはジズモを手渡す時に何度も幸せになれよと声をかけたのだと。
そしてジズモはTOMOKOさんの家へ・・・・
TOMOKOさんは言う。ジズモはいつでもお父ちゃんを待っていた。と・・・・・
そうなんだろう。お父ちゃんが迎えに来てくれることを待っていたんだろう・・・
ただ、お父ちゃんはジズモをお迎えに来る事なく天国へと旅立ってしまった。
それから1年後にジズモも大好きなお父ちゃんの元へ後を追うように旅立っていった。
お父ちゃんとジズモ・・・・世間から捨てられたか世間を捨てたかの人間と人間から捨てられた犬。何もなくても本当の愛情がお父ちゃんとジズモの間にはあったに違いない。強く強く結ばれていたに違いない。
この話をTOMOKOさんから聞いた私は胸がギュッと・・・ギューっと締め付けられる思いだった。
お父ちゃんと過ごした時間、ジズモは幸せだったに違いない。もちろん、お父ちゃんも・・・・
私がよく里親さんたちに言う事。この子達が欲しいのは高いフードでもなければおやつでもなく愛情です。と
ジズモはいっぱいの愛情をお父ちゃんにもらっていた。
そして、お父ちゃんと別れて心にまた傷を持ってしまったジズモを1年間、たっぷり愛情をかけてお世話し見送ったTOMOKOさんにも愛されて旅立ったジズモは絶対に幸せな犬生だったと思いたい。
今頃ジズモは大好きなお父ちゃんと、お空の上でまた一つのお弁当分け合って食べているのかな・・・・
posted by mayun at 19:22| 日記 | 更新情報をチェックする
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